縛れないアイテムをタイダイ風に染める方法
- PAC FABRIC DYE
- 2023年5月26日
- 読了時間: 3分

通常タイダイは生地を輪ゴムなどで縛って染めます。
縛ったところがムラのような柄になるのですが、キャップやスニーカーなどは生地部分を縛ることができません。
縛れないアイテムをタイダイ風に染める方法についてご紹介します。
今回は2023年の限定色 col.34 LIGHT BROWNを使って染色します。
染めるのは綿100%の元の色がベージュのキャップです。

ポリエステルなどの化学繊維は染まりません。撥水加工などの加工のあるものも染まりませんのでご注意ください。

用意するもの
・PAC FABRIC DYE ×1パック
・塩
・スプレーボトル
・紙(コピー用紙など)
・容器(バケツなど)
・計量カップ
・泡立て器
・ラップ
・ゴム手袋
・衣類用洗剤

[染色前の準備]
染色の前に洗濯して、汚れやノリを落とします。新品のものでも必ず洗ってください。
漂白剤や柔軟剤は使用しないでください。
洗濯後は濡れた状態のままにしておきます。

[染色手順]
1、固着液に15分間浸けます。
今回は染めるものが小さいので下記の分量で固着液を作りました。
PAC FABRIC DYE 染色キットに入っている固着剤1袋の3分の1(16g)+お塩100gに対して、40〜50℃のお湯1Lで溶かしました。

濡れた状態のキャップを浸けます。全体にしみ込むように浸けてください。
必ずゴム手袋を装着してください。

2、染料を溶かしてスプレーボトルに入れます。
染料0.5gを40℃のお湯50mlで溶かします。溶け残りのないようにしっかりと溶かしてください。

スプレーボトルに入れます。
50ml作りましたが、実際には15mlくらい使用しました。

3、固着液に浸けていたキャップを取り出します。
絞れないので、液がポタポタと落ちなくなるまで振ってください。

4、キャップの上にちぎった紙を置きます。


5、上からスプレーします。
試し吹きをしてから吹き付けてください。


紙が障害物になってムラに色が付きます。

足りない部分があれば、紙の位置を変えて追加でスプレーしてください。


6、ラップをして24時間置いておきます。
ラップをするのは乾燥させないためです。

7、中性洗剤を入れてすすぎます。

8、色止めをします。
容器に40〜50℃のお湯約2.5Lを入れ、色止め剤 約5mlを溶かします。
すすいだキャップを浸けます。15分間、時々混ぜながら浸けます。

9、すすぐお水が透明になるまですすぎます。

10、洗濯機で脱水ができないので、タオルなどで水気を取り、形を整えて陰干しします。
乾いたら完成です。

元のベージュとLIGHT BROWNの組み合わせが派手すぎなくて良いです。

今回は紙を障害物にしてムラを作りましたが、ラップやアルミホイルでも代用できます。
また、紙をもっと細かくちぎって置くと、さらに細かい柄ができます。
1色ではなく多色でもできますので、お好みでアレンジして挑戦してみてくださいね。
使用した染料
※限定色のため、なくなり次第販売終了になります。
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