幼稚園やイベントなど、大人数で染色の体験をする際、どんな方法があるでしょうか?
幼稚園のお子様でもできて、手や服が汚れない、安価でできる方法を考えてみました。
輪ゴムを使った絞り染めをペットボトルを振って楽しく染色します!
染色からすすぎ、色止めまですべてペットボトルの中で行うので、汚れの心配がないのがポイントです。
用意するもの
・PAC FABRIC DYE×1パック
・お塩×300g
・バケツなどの容器(6L以上×1個、500ml以上×1個)
・500mlのペットボトル(ひとり1本用意する)
・計量カップ
・計量スプーン
・泡立て器
・輪ゴム
・ボタン
※染めるのは綿100%のハンカチです。32×32cmのものを使用しました。
染料の量の目安
PAC FABRIC DYE1パックで16人分の染色液が作れます。(ひとり400mlずつ使用)
1パック使う場合はお塩は300g必要になります。
作業時間の目安
約2〜3時間くらい
(目安:絞りの作業に30分、染色1時間、すすぎと色止めに30分、輪ゴムをはずす作業に15分)
乾かす時間は含みません。
染色手順
⑴ハンカチを輪ゴムで縛ります。
画像を参考にして輪ゴムで縛りましょう!
輪ゴムがゆるいとキレイな柄にならないので、しっかりときつく縛ってください。
▽ハンカチの真ん中を中心にして縛ります。
▽ボタンをハンカチで包んで、輪ゴムで縛ります。
注意点!包むボタンは大きすぎるとペットボトルの中に入らないので、小さめのものを使用してください。
輪ゴムはきつく縛ってくださいね。
ちゃんと縛れているか、大人の方が最後のチェックをしてあげましょう。
ペットボトルの口から入る大きさで縛ってくださいね。
⑵縛ったハンカチは水で濡らしておきます。
⑶溶液を準備します。
バケツなどの容器に固着剤1袋とお塩300gを入れ、40〜50℃のお湯6Lで溶かします。
泡立て器を使うと溶かしやすいです。
小さな容器には染料1袋を入れ、40〜50℃のお湯500mlで溶かします。
お子様がハンカチを絞っている間に準備しましょう。
固着剤と染料はキットに含まれています。お塩は別途用意してください。
⑷ひとり1本のペットボトルを用意し、溶液を分けていきます。
固着剤とお塩の溶液を370ml計量して、ペットボトルに注ぎます。
漏斗を使うとこぼさずに注げます。
⑸染料を溶かした溶液を30ml(大さじ2杯)注ぎます。
⑹ハンカチを軽く絞ってからペットボトルの中に入れます。
⑺しっかりとキャップを閉めて、ペットボトルを振ります。
1時間を目安によく振りながら染色します。
振れば振るほどムラのないキレイな仕上がりになります。(もちろん途中で休憩しても大丈夫です)
時間の都合で1時間浸けることができない場合は、30分くらいで取り出しても大丈夫ですが、色が淡くなります。
振っていると温度が下がってきますが、保温や加熱の必要はありません。
⑻染色液を捨てます。
キレイなお水をペットボトルに入れ、振ってすすぎをします。
2回くらいお水を入れ替えて、すすいでください。
(濃い色を使った場合は3〜5回すすぐことをおススメします。お水が透き通るくらいが目安です)
⑼色止めをします。
バケツなどの容器に40〜50℃のお湯6.5Lを入れ、色止め剤1本(15ml入り)を溶かします。
色止め剤はキットに含まれています。
色止め液も6.5Lで約16人分です。
色止め液を分けていきます。
ペットボトルに400mlずつ注ぎます。
⑽15分間、ときどき振りながら浸け置きします。
(11)色止めの溶液を捨てて、再度お水を入れて振ってすすぎます。
すすぐお水が透明になれば色止め成功です!
(12)ペットボトルからハンカチを取り出し、水気を絞ります。
(13)輪ゴムを外します。
ハサミを使って輪ゴムを切る際は、ハンカチまで切らないように注意してください。
どんな仕上がりになったでしょうか?広げる瞬間がワクワクしますよ。
(14)洗濯機で脱水するか、タオルで水気を取って、干して乾かします。
乾いたらアイロンをかけます。
(15)完成です!
輪ゴムで縛っていたところは、染まらずに白い柄になります。
ペットボトルを振って染めるのでとっても楽しく染色できました。
手や洋服へ染料がつく心配もなく、肌が弱くて染色に抵抗がある方でも安心してできますよ。
PAC FABRIC DYE1パックで16人分なので、一人当たりの染料代は50円以下ととても安価なのも嬉しいですよね。
幼稚園、イベント、高齢者施設など、いろいろな場面でできる染色方法です。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
使用した染料
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