今回も長袖のTシャツの染色をご紹介します。
秋なのでブラウン×パープルの組み合わせの染色がしたいと思っていたのですが、
ただブラウンとパープルの染料を使ってタイダイ染めしただけではつまらないので、
色を重ねることで起こる色の変化を利用してみたいと思います。
実は今回染めたTシャツはイエローで染色しています!
まずパープルで全体を染めたTシャツを用意し、パープルのまま残したい部分を絞ります。
そしてイエローで染めます。
するとパープルとイエローが混ざった部分がブラウンに染まります。
染め方を詳しくご紹介します。
用意するもの
・PAC FABRIC DYE col.09 YOLK YELLOW×1パック
・塩×300g
・容器(バケツなど)
・ボウル(染料を溶かす用)
・泡立て器
・ゴム手袋
・衣類用洗剤
・太い輪ゴム×数本
*今回染めるTシャツは約200gだったので、少し多いですが1パックで染色しました。
*今回染めるTシャツは綿100%の白TシャツGRAPE PURPLEで染色したものです。
市販の(最初から)パープルのTシャツを使用しても構いません。
染色手順
1、Tシャツをキレイな場所に広げ、染めたくない部分(パープルの色を残したい部分)を輪ゴムで絞ります。
今回は肩から裾にかけて絞りました。
きつく、しっかりと固定してください。
2、染料を溶かします。染料をボウルに入れ、40〜50℃のお湯500mlで溶かします。
染料は粉末です。飛び散らないようにご注意ください。染料は溶け残りのないように、しっかり混ぜてください。泡立て器で溶かすと溶けやすいです。
3、固着剤とお塩を溶かします。容器に40〜50℃のお湯6Lを入れ、固着剤とお塩300gを溶かします。
4、溶かした染料を入れ、よく混ぜます。
5、Tシャツを浸けます。
6、時々混ぜながら1時間浸けおきします。
徐々に色が入っていきます。
7、余分な染料をすすぎます。
染料液を捨てて、キレイなお水(またはぬるま湯)で洗剤を入れてすすぎます。
すすぐお水が透き通るくらいまですすいでください。(3〜5回くらいが目安です)
8、色止めします。容器に40〜50℃のお湯6Lを入れ、色止め剤を溶かします。
すすいだTシャツを浸けます。15分間、時々混ぜながら浸けます。
9、再度お水ですすぎます。
色が出ないようなので、ここで輪ゴムを外しました。
10、脱水、陰干ししたら完成です。
絞っていたところはパープル。その他は赤みのあるブラウンに染まりました。
前回染めたTシャツとボディは同じなのですが、かなり印象の違う仕上がりになりました。
お洋服の色と染料の色は混ざった色に染め上がります。
色が混ざることを意識して色を選ぶのも楽しいと思います。
ぜひカラーチェンジさせたいお洋服があった際はお試しください。
使用した染料
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